イベント出店でのリアルな話。




先日、似顔絵師としてイベント出店をしてきました。
ありがたいことに、
たくさんの方が足を止めてくださってご依頼もたくさんいただき、
とてもにぎやかで幸せな1日でした。


でもね、
その中でひとつだけ、
胸が「ザワッ」と揺れる出来事があったんです。


価格表を見た通りすがりの方が
「高い」とひとこと。


ほんの小さな一言だけど、
その瞬間、胸の奥が「うっ」となって、
なんとも言えない気持ちになりました。


価値観は人それぞれだし、
思うのは自由。
でも、
目の前でわざわざ言わなくてもいいのにな・・・



でも深呼吸して落ち着くと、
気持ちはまた静かに戻っていきました。
そのあともご依頼を受けて、
目の前の方のために
描き続けることができました。


そしてふと気づいたんです。


2年前の私だったら、
こうはいかなかったなって。


マルシェを始めたばかりの頃、
同じように「高い」と言われたことがあります。


あの頃の私は、
心臓をグッとえぐられたような痛みで、
恥ずかしさや怖さ、
情けなさが一気に押し寄せて、
「ここから消えてしまいたい…」と
思うほど、
心が折れそうになっていました。



価格って、本当に難しい。
相場があるような、
ないような世界で、
何度も考えて、
勇気を込めて決めた「覚悟の金額」



だからこそ、
目の前で否定されるような言葉は、
スキルだけじゃなくて
自分という
人間そのものまで否定された気がして。
当時の私は、
ざわざわどころではありませんでした。


でも今の私は、違いました。


なぜかというと
私は分かってる。


どれだけ練習してきたか。
どれだけ描いて、試して、また描いてきたか。
どれだけ準備して、
作品を手にした方が
どれだけ喜んでくれているか。


積み重ねてきた時間の重さも、
作品を受け取る人の笑顔も、
いちばん知っているのはこの私!!!


だから私は今、
たとえ「高い」と言われても
静かに心の中で
「わかりましたよ〜」と
思えるようになりました。


2年前の私からは
考えられないほどの変化です。


コツコツとやってきたからこそ
自信がついてきたのだと
思います。


もしあなたが今、
誰かのひと言に心がざわついたり、
「私ってダメなのかな…」と感じているなら、
どうか思い出して下さい。


あなたの価値は、
通りすがりのひと言で
決まるものじゃない!!


積み重ねてきた時間も、
努力も
価値もそこにはある!!


それは揺るがない事実。


あなたを応援しています!

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